ダイバージェンスとは?
オシレーターの逆行現象のことをダイバージェンスと呼びます。
ローソク足の高値が切り上がっている上昇トレンドなのに、オシレーターの高値は切り下がっているケースが該当します。
またローソク足の安値が切り下がっているのに、オシレーターの安値が切り上がっている場合もダイバージェンスです。
【ダイバージェンスの例】

ダイバージェンスはトレンドの勢いの低下を示しており、トレンドの最終局面で出現しやすく、トレンド転換につながるケースがよく見られます。
ただしトレンド転換の明確なサインにはならないため、これ単体で売買するのは危険。レジスタンスやサポートと組み合わせるなど、別の根拠との併用が必須です。
●ダイバージェンスの条件
上昇トレンドの場合、右下がりになるオシレーターの始まりの位置がRSIなら70以上、ストキャスティクスなら80以上でなければいけません。
下降トレンドならRSIで30以下、ストキャスティクスなら20以下です。
この条件を満たしていない場合、ローソク足とオシレーターが逆行しても、ダイバージェンスが発生しているとは見なしません。
●オシレーターの設定
・RSI【9】
ダイバージェンスを見つけやすいものの、ダマシも発生しやすい。70で買われすぎ、30で売られすぎ
・RSI【14】
ダマシが発生しにくい分、トレンド転換時にダイバージェンスが現れないことも。70で買われすぎ、30で売られすぎ
・ストキャスティクス【%K(35)、%D(1)、SD(2)】
RSI【9】と似た反応に。80で買われすぎ、20で売られすぎ
●ダイバージェンスのポイント
オシレーターは買われすぎ、売られすぎを判断するツールで、買われすぎ、売られすぎのラインに到達したあとの勢い低下により、ダイバージェンスがつきます。
レンジ相場ではダイバージェンスがつきやすい傾向。
逆に勢いがありすぎる相場では、何度もダイバージェンスをつけたり、ダイバージェンスをつけたあとでトレンドが継続するパターンもあるので注意
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| | 2012/07/16 17:58 | |